2015年6月21日日曜日

関西学院聖歌隊 初夏のコンサート

今年も、日本キリスト教団神戸聖愛教会で、関西学院聖歌隊がコンサートを開かせていただきます。

2015年6月28日(日)午後2時30分から
主な曲目
 リハルツ・ドゥブラ《Missa Simplex II》(無伴奏版)
 ジョン・ラッター《For the Beauty of the Earth》
 賛美歌、スピリチュアルなど

とても音響のすばらしい礼拝堂で歌うことができることを幸いに感じています。入場無料、予約なども必要ありません。どなたでもお気軽にお越しください。
同日10時30分からの礼拝でも、関西学院聖歌隊が奉唱します。こちらも、どなたでもご参加いただけます。
皆さまのご来聴をお待ちしています。

関西学院聖歌隊HP http://kgchoir1951.wix.com/kgchoir

神戸聖愛教会HP http://www.kobeseiai.com

2015年6月9日火曜日

少し遅くなったが

ある学校の「ペンテコステ礼拝」に、今年も招かれた。

ペンテコステとは、イエス復活の50日後、イエスの弟子たちに「聖霊」がはじめて降ったことを記念する、キリスト教の祝日。この学校では、移動祝日であるペンテコステを学校行事として行うために、日程を固定しておられる。それで、教会での祝日より、少し遅くなった。

「聖霊」という訳だと、なんだか、「幽霊」のように感じるし、古い英語の訳“Holy Ghost”ならなおさらだ。「霊」と訳されている言葉は、ギリシャ語だと「プニューマ」、ヘブライ語では「ルーアハ」。ラテン語の“spiritus”も含めて、皆、「息」というのが原義だ。
神からの「霊」は、私が産声を上げた瞬間から、私のからだに満ちている。息を吸い、吐く、その一息一息が、実は神からの贈り物で、私が生きていることそのものが恵みに満ちた奇跡なのだ。私はそのことを、参禅の体験から教えられた。

この息が「神の息」であるなら、私のからだは、「神の器」である。このように考えると、この神からの息とからだを使って、何をすべきか(そして、何をしてはいけないか)ということに思いを致さざるを得ない。
よい言葉を語りかけ、美しい歌を歌い、慰めと励ましのために周囲の人のからだに触れ、倒れようとする人を支え、共に歩くために手をつなぐ……そんな歩みを目指して生きたい。

こんな話をした。短い時間だったが、みんなで息に気持ちを集中させることもした。だれよりも私自身が、この息とからだをつかってすべきことを考えさせられた。