朝起きる。深夜まで起きていたのがたたって、どうも寝覚めの悪いときもある。それでも、授業は休めないし、校務もある。
朝食を取ると、少し、力が出て来る。「目が覚めてくる」というのが正しいのかもしれない。そして、駅まで、わずか5分でも歩いているうちに、さらに、体が起きてくる。そして、件の53段を、一段飛ばしで上がる。
階段の下に着いたときにはまだまだ起きていなかった体が、改札フロアーに着く頃には、けっこうしゃっきりしている。単純だけれど、体を動かせば「こころ」も起きてくるのだと気づいた。毎朝の、何気ない行動だけれど、駅の階段を昇ることには、こんな効能があるのだ。
こころ(頭も含めて)と体は、こんなにストレートに結びついているらしい。